自費出版はカラーで

オフセットが選ばれる理由

カラーチャート

同人誌で利用されるフルカラー印刷には、次のような種類があります。
まずベテランから初心者までよく利用されているのが、コピー機やプリンターでフルカラー印刷するタイプの同人誌です。
こちらは締切や部数に関係なくフルカラー印刷の同人誌が発行できるため、とりあえずカラーに挑戦してみたい作家には人気となっています。
ただしこのやり方では、フルカラーの印刷から製本まですべて自分でやらなくてはいけません。
しかも部数が増えてもコストが下がらないため、増刷する場合には不利になります。
そのためある程度の発行部数が期待できる同人誌では、オフセットによるフルカラー印刷を利用するケースがほとんどです。
オフセットは基本的に業者に発注して作るため、コピー本のように手作業で作成する必要がありません。
またカラープリントの質も非常に高く、原画の持つ魅力を最大限に引き出してくれます。
おかげでよりクオリティの高い本を出版することができるので、売り上げにも期待が持てるはずです。
表紙が売り上げを左右するといわれている同人誌業界において、この点は大きなポイントになるでしょう。
しかも同人誌専門の印刷所では、コストを極力抑えたうえでコミックやイラストに最適なフルカラープリントで対応してくれます。
おかげで普通の四色印刷でも、十分綺麗な発色のフルカラー表紙の同人誌を作れます。
たかが素人の自費出版とはいえ、イベントで注目されればそのままプロデビューするのも夢ではありません。
それを可能にするためにも、見栄えのいいオフセット印刷でフルカラー同人誌を作ることをすすめます。

色鮮やかな本を作るなら

色見本

同人活動を行うにあたり、サークルの本を頒布することは楽しみの一つでもあります。
最近ではWEB限定の活動をする人も多いのですが、自分の漫画やイラストなどが形になって残るのは何ものにも変え難い感動があります。
また、それを即売会で頒布し、お客さんとやりとりをしたりするのも楽しみの一つです。
そんな同人誌を作る時、特に男性向けジャンルやイラスト本を出す人の中にはフルカラー本を作る人が多い傾向にあります。
まず、フルカラーの本を作るにあたり先に決めておきたいのが印刷所です。
フルカラー本を刷るためには印刷所を利用する方法とカラーコピーでのコピー本を作成する方法があります。
少部数でしたらカラーコピーでも可能ですが、ページ数や部数が多いのであれば印刷所がおすすめです。
また、コピー機の性能が上がったとはいえ仕上がりはやはり印刷所に依頼をする方が格段に上です。
印刷所に依頼をする場合、よほどの大部数でなければ同人誌専門の印刷所がおすすめです。
なぜなら、専門にしているだけあって紙の種類が豊富ですし、おすすめの料金パックなどを用意している所もあります。
また、特に便利なのが製本まで終わったあとそのまま直接イベント搬入してもらえるサービスです。
本が何百部、何千部とありますとかなりの重さになりますので、自分で搬入するのは大変です。
イベント会場に着いたら既に届いているというのは大変に便利ですので、ぜひ活用しましょう。
ちなみに、会場の規定にもよりますが、自サークルのスペースにポスターを掲示することもできます。
そのイベントで発行するフルカラー同人誌の新刊の表紙などを使用すれば、自分のスペースが分かりやすくなりますね。
別料金なことも多いですが、同人誌印刷とセットで頼むこともできますので利用してみてください。

過程と発生しやすい問題

冊子

最近では同人誌と言えば、フルカラーというくらいカラー表紙の本が主流になってきました。
初心者の人は印刷を発注してから、完成して納品されるまでの流れを知らない人も多いと思います。
しかし同人誌の印刷の仕組みを知ることで、トラブルの発生しやすい過程なども理解することができ、今後の同人活動に役立つことでしょう。
まず発注の段階で、フルカラー原稿の場合には、本文原稿の同時入稿か別入稿かが選べる印刷所が多いです。
これはフルカラー原稿は、まとめて印刷にかけるシステムが採用されていることもあり、先に入稿してもらってから、本文を追って入稿するという仕組みになっています。
フルカラー原稿をなるべく原画に近い形で再現してもらうためには、CMYK形式で保存しておくなど、印刷に適した形で入稿することがもっとも重要です。
同人誌本文の印刷は、まず原稿の製版をおこないます。
このとき極端に薄いインクで描かれている、かすれなどがあると、綺麗な製版ができず印刷の際トラブルになることが多いです。
印刷が終わると製本、断裁の作業に入りますが、原稿用紙のトンボがきちんと合っていたり、裁ち切りに絵や文字がかかったりしていなければ、問題が発生するリスクは低いです。
出来上がった同人誌は、きちんと箱詰めにされて納品されます。
発注から納品までスムーズにおこなわれるためには、正確な発注書の記入と正しい同人原稿の作成がとても重要になります。
先にも述べたようにフルカラー原稿は、発色の問題で印刷所へのクレームが多く見受けられるのですが、その前にまずは自身の制作の過程で、トラブルを回避できるような作品の作り方を心がけるのが最善と言えるでしょう。